Researchable事業部とは?



Researchable事業部は研究者の研究環境をより良くすることを目指している事業部です。


 突然ですが「研究者」ってどんな人達だと思いますか?

私たちは、まだ世界でわかっていないこと・新しいことを見つけたり創り出したりする社会にとっての頭脳だと思っています。とっても大切な人材ですよね。

そんな研究者ですが、実は研究だけに没頭できるための環境が整っているとは言えない現状があります。

例えば大学の教授を思い浮かべると、講義に会議、学生の指導に書類作成などに追われ、研究に割かれている時間はたくさんあるとは言えません。


 私たちは研究者をこんな環境のままで放置することなんてできない!という想いから、研究者が研究者らしい仕事に専念することができる社会を目指すことをミッションに、研究者を対象とした研究環境改革事業を手掛けていきます。



なんで研究者に焦点をおいているの?


私の父親が研究機関で働く研究者であったことから、幼い頃から研究者を身近に感じていました。

機器のトラブルがあれば土日でも研究所へ行くし、帰ってくるのはいつも夜中で数日連続で1日の会話が「おはよう」と「いってきます」だけの時もありました。ですが当の父親は本当に楽しく研究に励んでいたようで、研究発表の前には何も内容がわからない私に対して楽しそうにプレゼンをしてくれたことをよく覚えています。

そんな父親でしたが、私が年を重ねるにつれて昇進し、だんだんと研究から離れて研究室や研究所のマネジメントの仕事が増え、会議に忙しい生活を送るようになっていました。

傍から見ていた私には昔の忙しいながら楽しそうに研究をする父親とは全く異なって見えていました。研究者の本質ってなんだ?と考えるようになったのはこのころからです。


父親の影響もあって科学に興味のあった私は迷わず理系を選び、早稲田大学生命医科学専攻に進学しました。

研究室に配属されると自分自身の研究が始まると共に、研究を行う同期・先輩たちとの交流が増えました。交流していく中で研究者として生きていこう・生きていきたいとする人たちが本当に楽しそうに「この研究がしたいんだ」「こういうことを明らかにしたいんだ」と話す姿を見て、私はこの人達を応援する人になりたいと思うようになりました。それと同時に自分が研究を行う中で研究以外に業務が様々あり、それらの業務のために研究の時間が削られていることに気づかされました。


このような経験から、私が応援したいと思う人たちが思う理想の研究活動をすることができるよう、環境整備をしていきたいと思うようになりました。

代表 足立ちひろ

専門:神経生理学(生命医科学専攻 井上貴文研究室所属)

研究内容:アストロサイトにおけるATPとカルシウム動態の解析

中学生時代にうつ病と出会い、精神疾患に興味を持ったことから神経科学を志し、現在はアストロサイトを対象とした研究をおこなっている。研究活動を行う一方で、研究者である父親のキャリアや自分の身の回りの研究者の研究環境を見ていく中で研究者の研究環境に課題を感じるようになり、「研究者が研究者らしい仕事に専念することができる社会」を作るため活動をおこなっている。


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